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キッティングサービスに関するコラム

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キッティング費用の見積もり前に!知っておきたい料金の3つの特徴と確認ポイント

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PC準備や営業用デバイスを入れ替えるにあたり、キッティングの外注を検討していらっしゃる方はいませんか?

いざ業者から見積もりを取ってみると、「思ったより高い」「業者によって金額がバラバラで比較できない」「何にいくらかかっているのか分からない」と戸惑うことも少なくありません。

その原因は、キッティング費用の料金が決まる「特徴」を理解していないことにあるかもしれません。料金が何で構成され、何によって変動するのかを知ることで、見積もりの妥当性を判断し、自社に最適なサービスを選べるようになります。

本記事では、キッティング費用の見積もり前に知っておきたい料金の3つの大きな特徴と、業者に確認すべき重要ポイントを、わかりやすく解説します。この記事を読めば、自信を持って業者選定ができ、また価格交渉にも臨めるようになるはずです。

関連記事:PCの導入作業を効率化させるキッティングとは?

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まずはココから!「キッティング費用」の基本

「キッティング(Kitting)」と聞いても、ITに通じている方でなければピンとこないかもしれません。

キッティング費用とは、一言でいうと「PCを箱から出して、社員がすぐに仕事で使える状態にするための設定作業にかかる料金」のことです。

例えば、新しいPCが会社に届いても、そのままでは使用できません。ここから、

  • OS(Windowsなど)の初期設定やアップデート
  • インターネットや社内ネットワークへの接続設定
  • WordやExcel、PowerPointなどのOfficeソフトのインストール
  • セキュリティソフトの導入や設定
  • 業務用チャットツールや営業支援システム(SFA/CRM)のインストール

など、多くの設定作業が必要になります。これらの面倒な作業を、専門の業者が代行してくれるサービスがキッティングであり、そこにかかるのがキッティング費用なのです。

なぜ金額が変わる?見積もりのカラクリが分かる「料金の3大原則」

「A社とB社で見積もりを取ったら、金額が全然違う…」

これは、キッティング費用の見積もりでよくあることです。そのカラクリは、料金が決まる以下の「3つの原則」を理解すれば、スッキリと分かります。

原則①:料金は「基本作業+追加作業」の足し算で決まる

キッティング費用は、「一式〇〇円」と価格が固定されているわけではありません。多くの場合、基本作業料金に、必要な追加作業(オプション)を足し算して料金が算出されます。

  • 基本作業の例:OSの初期設定、ネットワーク設定など、最低限必要な作業
  • 追加作業の例:Officeソフトのインストール、各種業務用アプリの設定、メールアカウント設定など

見積もりを見る際は、「基本料金」に何が含まれていて、何が追加料金になっているのかをしっかり確認することが大切です。

原則②:「PCの台数」と「設定の複雑さ」で料金は大きく変わる

当然ですが、依頼するPCの台数が増えれば総額は上がります。しかし、注目すべきは「1台あたりの単価」です。多くの業者では、台数が多ければ多いほど1台あたりの単価は安くなる傾向にあります。

また、もう一つの大きな変動要因が「設定の複雑さ」です。

  • 全台同じ設定で良い場合:比較的安価
  • 部署や役職ごとに設定内容を変える場合:高価

例えば、50台すべて同じ設定でよければ、1台の「マスターPC(お手本となるPC)」を作成し、その内容を丸ごとコピー(クローニング)することで、作業を効率化し、費用を抑えられます。しかし、1台1台設定内容が異なると、その分手間がかかるため費用は高くなります。

原則③:「見えない費用」に注意!基本料金以外のオプション

見積書をよく見ると、基本料金以外に「オプション」や「諸経費」の項目があるはずです。特に見落としがちなものに、以下のような費用があります。

  • 出張費:業者が会社に来て作業する場合の交通費や人件費
  • データ移行費:古いPCから新しいPCへデータを移す作業費
  • 資産管理ラベルの作成・貼付費:会社の備品として管理するためのシールを作成・貼付する費用
  • 既存PCの廃棄・データ消去費:不要になったPCを処分する費用

これらの「見えない費用」がどこまで含まれているのか、あるいは別途必要なのかを確認することが、最終的な総額を正確に把握する上で非常に重要です。

損しない業者選び!見積もり時に必ず聞くべき4つの質問【チェックリスト】

業者選定にあたり、ただ安いだけの業者に飛びつくのは危険です。後悔しないためにも、見積もりを依頼する際は、以下の4つの質問を必ず投げかけてみてください。

質問1:「どこからどこまで」やってくれますか?(作業範囲の確認)

「PC設定一式」という言葉は非常に曖昧です。PCの開梱や梱包材の廃棄、設置場所への運搬まで含まれているのか、あるいは単に設定作業だけなのか、作業の開始から終了までの具体的な範囲をしっかり確認しましょう。「やってくれると思っていた」という認識のズレを防ぐための最も重要な質問です。

質問2:設定後、困ったときのサポートはありますか?(保証・保守の確認)

納品後、「PCが起動しない」「アプリがうまく動かない」といったトラブルが発生する可能性はゼロではありません。そうした場合に、無償で対応してくれる保証期間はあるのか、問い合わせ窓口は用意されているのかなど、アフターサポート体制を確認しておくと、いざという時に安心です。

質問3:会社独自のルールにも対応できますか?(柔軟性の確認)

「営業部だけ特別なアプリを入れたい」「会社のロゴが入った壁紙を全台に設定したい」など、企業には独自のルールや要望がある場合も多いです。そうした細かいリクエストにどこまで柔軟に対応してくれるのかは、業者選びの大きな分かれ目になります。対応可能な場合、追加のキッティング費用が発生するのかも併せて確認しましょう。

質問4:セキュリティ対策は信頼できますか?(安全性の確認)

キッティング作業は、自社の大切な情報資産であるPCを一時的に業者に預ける行為です。作業場所の入退室管理は徹底されているか、情報漏洩を防ぐためのルールは整備されているか、プライバシーマーク(Pマーク)やISMS(ISO 27001)などの認証を取得しているかなど、セキュリティ体制を確認することは、自社の情報を守る上で不可欠です。

もっと安くできる?キッティング費用を賢く節約する3つの裏ワザ

最後に、キッティング費用を少しでも安く抑えたい担当者のために、すぐに使える3つの節約術をご紹介します。

裏ワザ①:自分たちでできる作業を洗い出す

例えば、簡単なアプリのインストールや個人ごとのパスワード設定など、社員自身で対応できる作業もあるかもしれません。専門的な知識が不要な作業を自社で巻き取ることで、業者に依頼する作業項目を減らし、費用を削減できる可能性があります。ただし、その分の社員の人件費(時間コスト)も考慮して判断しましょう。

裏ワザ②:設定内容をシンプルに、全社で統一する

前述の通り、設定内容が複雑になるほど費用は高くなります。可能な限り設定項目をシンプルにし、部署や役職が違っても共通の設定にする(標準化する)ことで、マスターPCの活用効率が上がり、コストを大幅に圧縮できる場合があります。

裏ワザ③:「相見積もり」でサービスと価格をしっかり比べる

これは基本中の基本ですが、必ず2〜3社から見積もり(相見積もり)を取りましょう。その際、単純な金額だけでなく、先ほどの「4つの質問チェックリスト」を使って、サービス内容、サポート体制、セキュリティレベルを総合的に比較することが重要です。「安かろう悪かろう」な業者を選ばないために、価格の背景にあるサービス品質をしっかりと見極めましょう。

まとめ:見積もりのポイントを理解して、賢い業者選定を

本記事では、キッティング費用の見積もり前に知っておきたい料金の原則と、業者選びの確認ポイントを解説しました。

  • 料金は「基本+追加作業」「台数と複雑さ」「オプション」で決まる
  • 業者選びは「作業範囲」「サポート」「柔軟性」「セキュリティ」の4点を確認

これらのポイントを理解するだけで、もう業者から提示された見積もりを前に戸惑うことはありません。価格の妥当性を判断し、自信を持って価格交渉に臨むことで、自社の生産性を最大化できるような、信頼できるパートナーを選べるはずです。

PCの導入や入れ替えの際に、「どこに相談すればいいか分からない」「自社に合ったプランを提案してほしい」とお考えでしたら、ぜひ私たち東信エレクトロニクスのキッティングサービスにご相談ください。お客様一部署の細かなご要望にも柔軟に対応できるプランニング力と、万全のセキュリティ体制で、貴社のビジネスをサポートします。

お見積もりやご相談は無料ですので、PC導入でお困りの営業部門のご担当者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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