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キッティングサービスに関するコラム

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Windows Autopilotでできないことは?導入前に確認すべきポイントをご紹介

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Windows Autopilotは、PCをネットワークに接続するだけで初期設定が進む便利な仕組みです。情報システム部門の負担を減らせる点も大きなメリットといえます。

ただし、キッティングに関わるすべての作業を自動化できるわけではありません。「導入すれば手作業がなくなる」と考えて進めると、想定外の対応が発生することもあります。

本記事では、Windows Autopilotで対応できない作業を中心に、できることや導入前に確認しておきたいポイントを整理します。あわせて、残る作業を効率よく進める方法も紹介しますので、スムーズな運用につなげたい方は参考にしてください。

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Autopilotでできないこと

Windows Autopilotは便利なツールですが、「すべてを自動化できる仕組み」ではありません。あらかじめ制限を理解しておくと、導入後のギャップを防ぎやすくなります。

物理的なキッティング作業

Autopilotが対応できるのは、主にソフトウェアの設定です。PCの開封や検品、メモリ増設、周辺機器の取り付けといった作業は対象外です。

たとえば、納品されたPCの段ボールの開封や付属品の確認、保証書の保管、資産管理ラベルの貼付などは、これまでどおり人の手で行います。さらに、リモートワークの社員に対して、PCを自宅へ発送するための梱包や配送手配なども発生します。

端末情報の自動登録

Autopilotを使うには、あらかじめPCの情報をシステムに登録しておく必要があります。このとき使うのが「ハードウェアハッシュ」と呼ばれる端末ごとの識別情報です。

この登録は完全に自動では行えません。方法は大きく2つあります。メーカーや販売店が対応していれば、購入時に登録を代行してもらえます。一方で未対応の場合は、担当者がPCを1台ずつ起動し、情報を取得してアップロードする必要があります。

台数が多いと、この作業だけでも大きな負担になります。調達の段階で、Autopilot登録に対応しているかを確認しておくと安心です。

一部アプリの自動配信

Autopilotでは、Microsoft Intuneを使ってアプリを自動でインストールできます。ただし、すべてがそのまま配信できるわけではありません。

Intuneで扱える形式には種類があります。一般的には専用形式に変換したアプリや、Microsoft Storeから配信できるアプリなどが対象です。一方で、古い業務アプリや独自システムは、そのままでは対応できない場合があります。

このような場合は、形式を変換したり、設定を調整したりする対応が必要です。事前に配信予定のアプリを整理し、対応可否を確認しておくとスムーズに進められます。

オフラインでの初期設定

Autopilotは、クラウドを通じて設定を配信する仕組みです。そのため、セットアップ時にはインターネット接続が必須です。ネットワークに接続できない環境では利用できません。

たとえば、新拠点でまだ回線が開通していない場合や、セキュリティの制約で外部接続が制限されている場合は、そのままでは使えません。状況によっては、プロキシ設定などの追加対応が必要になることもあります。

ネットワーク環境が整っていない場所で展開する場合は、事前に利用可否を確認しておくと安心です。

Autopilotでできること

「できないこと」を把握したうえで、Autopilotで実現できる内容も整理しておきましょう。

ゼロタッチ展開の仕組み

Windows Autopilotの大きな特徴が、「ゼロタッチ展開」と呼ばれる仕組みです。管理者があらかじめデバイス情報やポリシー、アプリの配信設定をクラウド上で用意しておけば、ユーザーはPCの電源を入れてネットワークに接続し、会社のアカウントでサインインするだけで初期設定が進みます。

IT担当者がPCを1台ずつセットアップする必要がなくなるため、在宅勤務の社員へ直接PCを送付しても問題ありません。テレワークが一般化した現在の働き方にも合った展開方法といえます。

自動化できる設定

Autopilotでは、さまざまな設定や作業を自動化できます。代表的な内容は以下のとおりです。

  • OSやポリシーの適用:Windows Updateの設定やディスク暗号化、セキュリティ設定などを自動で反映できます。
  • アプリの配信:Microsoft 365 AppsやTeamsなど、Intuneに対応したアプリを自動でインストールできます。
  • デバイス名の設定:あらかじめ決めたルールに沿って、PCの名前を自動で付与できます。
  • 初回セットアップ画面の簡略化:言語設定や利用規約の確認など、一部の手動操作を省略できます。
  • 既存PCの再利用:返却されたPCを初期化し、新しい利用者向けに再設定できます。

このように、これまで手作業で行っていた多くの工程を自動化できます。

従来手法との違い

従来のPC展開では、IT担当者がOSやアプリ、設定をまとめた雛形「マスターイメージ」を作成し、クローニングツールで各端末にコピーする「イメージ展開」が主流でした。このやり方は、Windowsの更新や機種変更のたびにイメージを作り直す必要があり、運用の手間が増えやすい傾向があります。

一方、Autopilotはクラウド上で設定を管理します。構成の変更にも柔軟に対応できるため、日々の運用負担を抑えやすくなります。ただし、すべてを置き換えられるわけではありません。用途に応じて従来の方法と組み合わせる運用が現実的です。

導入前に確認すべきポイント

Autopilotをスムーズに導入するために、事前にチェックしておきたいポイントを整理します。

ネットワーク環境の整備

Autopilotによる設定が始まると、OSの更新やアプリのダウンロードが一斉に行われます。数GB単位のデータ通信が発生する場合もあります。

そのため、オフィスで複数台を同時にセットアップすると、ネットワークに負荷がかかる可能性があります。状況によっては、他の業務に影響が出ることもあるでしょう。

対策としては、大容量アプリの配信を分ける、展開の時間帯をずらすといった工夫が有効です。あわせて、自宅で利用する場合の回線速度も考慮しておくことが大切です。

既存システムとの相性

Autopilotを利用するには、対応しているWindowsのエディションが必要です。Windows 10やWindows 11の一部エディションで利用でき、Homeエディションは対象外です。

また、社内で従来のActive Directoryを使っている場合は、連携方法を検討する必要があります。クラウドのみで管理するのか、既存環境と組み合わせるのかによって、構成が大きく変わります。

あわせて、Microsoft Entra IDやIntuneを含むライセンスも必要です。現在の契約内容を事前に確認しておきましょう。

手作業の範囲の明確化

前述のとおり、Autopilotを導入しても一部の作業は手動で行います。端末情報の登録やラベルの貼付などが該当します。

あらかじめ作業内容を整理し、「どの工程を誰が担当するのか」を決めておくとスムーズです。たとえば、開梱や検品は現地対応、デバイス登録はメーカーへ依頼、動作確認は情報システム部門が担当する、といった形で役割を分けます。

特に大規模展開では、担当範囲があいまいなまま進めるとトラブルにつながりやすくなります。事前に役割分担を明確にしておくと、導入後の混乱を防ぎやすくなります。

課題を解決するポイント

Autopilotには「できないこと」もありますが、運用を工夫すればカバーできます。ここでは、現場で実践しやすい対処の考え方をご紹介します。

運用体制の見直し

自動配信に対応していないアプリケーションや、ネットワークに負荷をかけやすい大容量データは、運用ルールを見直すことで対応できます。

初期設定の段階ですべてのアプリをインストールしようとすると、エラーや通信負荷の原因になります。まずは業務に必要な最小限のツールだけをAutopilotで配信し、それ以外は後から追加できる形にしておくと運用しやすいです。

たとえば、社内ポータルから必要なアプリを選んでインストールできる仕組みを用意すると、ユーザー側でも柔軟に対応できます。あわせて手順書を整備しておけば、問い合わせの削減にもつながります。

キッティングサービスの活用

Autopilotで対応できない物理作業や、大量のPC展開に追われている場合は、キッティングサービスの利用も有効です。

クラウドによる自動設定と、外部サービスによる作業代行を組み合わせることで、全体の負担を抑えながら安定した展開が進められます。特に、台数が多い場合は、社内だけで対応しようとすると大幅な時間と手間がかかるので、外部委託を活用して効率化を目指しましょう。

まとめ

Autopilotは、PCの設定やアプリ配信を効率化できる仕組みです。一方で、すべての工程を自動化できるわけではありません。残る作業については、運用の工夫や外部サービスの活用で対応していくことが現実的です。

東信システムサービス株式会社のキッティングサービスでは、OS設定やアプリのインストール、BIOS設定、管理シールの作成と貼付まで一括で対応しています。電源を入れればすぐに業務で使える状態で納品されるため、現場でのセットアップ作業を減らせます。

さらに、配送や設置、運用保守まで一貫して対応しています。PC展開に関わる作業をまとめて任せたい場合にも検討しやすいサービスです。

東信システムサービスのキッティングサービス詳細はこちら
https://www.kittig-toshin-ss.co.jp/about/

お問い合わせはこちら
https://www.yo.toshin-et.co.jp/contact/index.html

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